最近、彼女のミキが何かと俺に当たってくる。
喧嘩が増えてマンネリで倦怠期というやつだろうか…
優柔不断で頼りないところが不満らしい。
ミキは親友の‘りあ’とルームシェアしている。
部屋に遊びに行った時も‘りあ’がいるのに罵声を浴びせてきた。
優しい‘りあ’はいつも俺の味方になってくれるのが唯一の救いだった。
二人ともゼミ合宿に行くハズだったが
‘りあ’は体調不良で欠席、俺に買い物をお願いしてきた。
頼まれたものを届けると様子がオカシイ。
体調不良だから…ではなさそうだ。
「ミキ、浮気してる…
お金持ちで高級車に乗ってて頼りがいのある先輩…
合宿にも来るって…だから一緒に行きたくなかったんだ」
突然の彼女の浮気発覚…
「秀人に冷たすぎるし、裏切るなんて許せない…
私の方が先に好きだったのに…
ミキだから我慢してたのに…
私の方が秀人のこと幸せにできるのに…」
唖然としている俺に‘りあ’はキスしてきた。
今頃ミキは浮気してる…
もういいや…
俺の中で何かがプツンと切れる音がした。
‘りあ’の体は女性特有のムチムチ感があって
安心感すら感じるほど抱き心地がよくて離れられない…。
「好き…」
愛を感じられるセックスなんていつぶりだろう…
浮気…いや本気だ。
‘りあ’の愛に触れて感情が溢れ出してしまった。
ミキが不在の2日間、
セックスを覚えたてのカップルのように
無我夢中でひたすらハメまくり愛し合った。