大学を卒業と同時に教授だった夫と結婚。親子ほどに歳の離れた夫との生活はすぐに退屈さを極め、私は外に出たいばっかりに、学生時代なんの気無しに取得していた教員免許を思い出し、男子校の臨時教員に採用された。しかし、夫しか男を知らない私にとって、教え子のむせかえるような青い性欲は目眩がするほど強烈で…やがて私は転げ落ちるように教え子と不適切な関係になり失職。夫にも離縁され、井戸端会議しか楽しみのない片田舎で尾ひれのついたうわさ話から逃げるようにこの町に流れついた。男なんてもうこりごり、そう思っていたのに…。